会計ソフトおすすめは?

会社を設立したばかりのお客さんからよく聞かれる質問が「会計ソフトでおススメはありますか?」というものです。

当事務所での経理代行業務は弥生会計を使っているので、こだわりがなければ弥生会計をお勧めしていますが、基本的には何でも構いません。ただ、無料で配布されているような簡易的な経理ソフトでは個人の決算書ならともかく、法人の決算書をきちんとした形で作成することが出来ませんので、これだけはお勧めしません。

もっとも有名で安価なのは弥生会計だと思いますが、その他有名どころでは、勘定奉行、財務応援、PCA会計などでしょう。会計事務所がごり押しで勧めてくるソフトにはTKCなどもありますが、高価なうえに、何かと上乗せ経費が嵩むので、小規模事業者はあまり使うべきソフトではないでしょう。その分、会計事務所が手数料を受け取っているということです。

最近ではクラウド会計と言われるインターネット上で処理を行える会計ソフトも出てきています。当事務所でもこちらは採用していますが、入力用というよりも、データのコンバート用に使っています。

最初に会計ソフトは基本的に何でもよいと書きましたが、我々税理士がデータをチェックするにあたり、当然使い慣れたソフトのほうがむらなくチェックすることが出来ます。これまでの会計ソフトでは他社ソフト間でのデータの互換性が無いため、お客様がA社のソフトを使って入れば、当社でも同じA社のソフトを購入しなければデータを確認することすらできませんでした。その点、クラウド会計を通すことにより、例えば勘定奉行のデータを弥生会計のデータに変換し、弥生会計でデータのチェックを行い、再度、勘定奉行のデータに戻すといったことも可能になります。

なので、会計ソフトはお客様がこれまでに使ったことのあるものや慣れているもので構わないのです。

機能面からみても有名どころの会計ソフトに大きな違いがあるようにも思われません。違いがあるとすれば、利用者が会計ソフトの機能を十分に使いこなしているか否かといったスキルに影響してきます。

何十年も会計ソフトの入力ばかりしている経理スタッフであっても、ただ入力しているだけであれば、どの会計ソフトを使っても大きな違いはないでしょう。

一方、我々のような記帳、経理代行を専門に行っている事務所であれば、弥生会計の機能を十分に活用し、早く正確に記帳を行っていくテクニックが蓄積しています。

会計ソフトの機能は使いこなせば、経理初心者でもベテランスタッフよりも正確にかつスピーディーに記帳を行うことが可能になります。

ご興味ある方が当事務所までご連絡ください。